いちご村の詩
かつて、この地は「池袋モンパルナス」と呼ばれ若き芸術家が大勢住み、
長崎アトリエ村を形成していた。
この集合住宅は、この地に残る歴史の継承と魅力ある共同体の姿の提案、
そして路地空間に奥行きを創出することを試みています。
小さな村落の集合体として長崎という地域は形作られていた。
鎮守様は、長崎神社。明治年間、都市計画において中心都市と
考えられていたのは中央部の15区で、ここ長崎は田園都市的ビジョンを
持つ地域として考えられていた。
しかし、この辺りもスプロールの波に飲み込まれ変化しすぎたのではないか。
ここに「いちご村(長崎荘計画)」を置き、軌道修正を呼びかけたい。
コルビュジェのユニテ・ダビタシオンの様に都市のエネルギーに満ち溢れたものではなく、
ラ・トゥーレット修道院の様に慎ましく生きる風景そのものの空間として佇んでほしい。
外観 中庭
計画図
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